KENWOODについてや買取のご案内
皆様こんにちは!今回の更新も日本のアマチュア無線機器のメーカーのご紹介と買取についてお知らせさせていただきます。
前回はヤエスだったので、それに肩を並べる老舗をピックアップしていこうと思います。ということで本回はケンウッドについてです!
かつては「春日無線工業」や「トリオ」という名で1950年から70年代ごろまで通信型受信機や民生用の送信機のキットなど幅広い機器を発売していました。
その中でも今も語り継がれる名機が1960年に発表されたレシーバーの9R-59です。
540kHz~30MHzまで4バンドでカバー、バンドスプレッドで細かくチューニングができる横行ダイヤル
選択度を向上させるQマルチを装備した高周波1段、中間周波数2段増幅の本格的なレシーバーの内容となっており
真空管は別途用意する形のオールキット品が当時の価格で18500円、完成品はおよそ倍の値段設定で大ヒットとなった一台でした。
これに続いて9R-59とまったく同じデザインのHFの送信機であるTX-88Aも用意されこれも多くのアマチュア無線家が愛用していました。
その後も勢いにのったKENWOODは後継機のD型やTX-26といった、主にキット製品を中心にアマチュア無線機のヒット製品を数多く世に送りだしていました。
やがてHFやSSBが主流の時代を迎えると完成品のトランシーバーを中心としたラインナップとなり、ここからトリオのTSシリーズが始まりました。
当時のトリオ愛好家の待望のSSBトランシーバー第一号機はTS-500で、高額ながらもかなりの台数が売れたそうです。
その後もシリーズは続き、一番のヒットとなったのがTS-520の存在です。
とても強固に作られた高級感あふれるフロントフェイスに、受信部にはFETの3SK35を使用し、
送信部にはDX用のポジション切り替えのある増幅型ALCを採用といったポイントによって、多くのアマチュア無線家を魅了しました。
その後、520のデザインや内容はハイエンド機に受け継がれる形となり、TS-820などや海外名時代のKENWOODブランドのフラッグシップ、TS-930などにもその面影が見られます。
かつてはモービル機のラインナップにも定評があり、TRシリーズはあまりにも有名ですね。
最近のKENWOODは?
長らく新製品の話題が挙がらない期間が続いていましたが、2013年のとき、実に20年ぶりにHFの高級モデル、TS-990を筆頭に
オールモードのTS-2000やロープライスでダウン・コンバージョン方式を持つTS-590、セパレートでの無線運用が可能なTS-480など
数多くの名機を発売されています。これら全てラジオワンの買取対象となっております。
特に高級品については、中古の在庫が少ないため査定に一際力を入れておりますので、手放す際はぜひとも当店をご利用ください。