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かつて存在した無線メーカー一覧

1970~1980年ごろ、無線業界にはアイコムやアルインコ、ケンウッドやヤエスなどの有名メーカーのほかにも数多くのアマチュア無線機のブランドが存在しました。
現在ではその数はめっきり減ってしまいましたが、全盛期時代に作られたかつての名機品は今でも多くのファンの記憶に残り、今もなお愛用されている方も多いと思います。
そこで、こちらのページでは数あるブランドの中でも、特に記憶に残る名機や懐かしのメーカーをご紹介させていただきます。

極東電子

同社の製品はKDKという名で、50MHz帯や144MHz帯のFMトランシーバーをメインに製造を行っていました。
運転をしていても楽に運用ができるように考慮された品群が特徴で、FM-6025などの名機を数多く世に送りだしました。

ユニデン

70年代中期、当時のHF帯の製品は大手ブランドがそのシェアのほとんどを独占している状態でしたが
そこに登場したのがユニデン。高級固定機のuniden2020を市場に投入し、瞬く間に市民権を得ました。
当時のHF機にはダブルコンバージョンが主流だった時代に、シングルを採用するという特徴を持つ一台でした。
現在でも数は少ないながらも無線機の開発や、テレビ系のアンテナ製品を手がけています。

National(松下電器)

皆さんご存知の大手メーカーですが、同社もかつては多くのアマチュア向けの無線機を発売していました。
BCLラジオの「クーガシリーズ」は一世を風靡し、その人気からデザインを受け継いだ50MHz帯SSB・CWトランシーバーのRJX-610シリーズなどの名機を数多く生み出しました。

ゼネラル

現在の富士通ゼネラルの前身としても有名なゼネラルといえば、元々業務用向けのリグを専門的に作っていました。
その技術を惜しみなく投入して民生用として完成させたのがGE-21。空きチャンネル表示などの機能面でも面白みに富んだモデル。

ミズホ通信

同社の有名モデルといえば、なんといっても1981年に発売された「ピコシリーズ」だと思います。
てのひらに収まるコンパクトサイズのトランシーバーは当時としては革命的でした。完成品はもちろん、キット版の販売も積極的に行っていたため、周波数や出力などの仕様違いのモデルが沢山存在しました。
現在でもコレクターズアイテムとしての人気が高く、中古買取にも力を入れているお品物となっております。

JRC(日本無線)

プロ仕様といえる優れた技術力によって多くのファンから支持される日本無線。現在はアマチュア向けの製品のランナップはなくなりましたが、かつては業界を騒がせるような圧倒的なパフォーマンスを発揮する受信機などを数多く生み出しました。 中でも惜しくも2007年に製造終了となった、NRD-545は今でも中古市場では高い人気を誇っています。

STAR

1960年代当時、本格的な無線機が誰でも気軽に購入して楽しめる時代。当時の多くの青少年無線家はラジオ作りに没頭した
完成品のモデルも存在しましたが、未組み立てのラインナップを豊富に用意していました。